2017年11月26日日曜日

香港でお部屋探し


こんにちは、ヒナタです。

ここ数日で香港はグッと寒くなりました。日本も今年はもう年末並みの寒さのようですね。

この一週間で、半袖から長袖になり、そして一気にダウンを着ています。
気温で言うと、28度くらいから一気に20度くらいまで下がりました。
暑くなる時も寒くなる時も、このように突然気温が変わるので、よく体調を崩してしまいます。

10月末から11月の間にインフルエンザのワクチンを打っておきましょう。


さて今日は香港の不動産についてご紹介しましょう。

香港に移住するなら、まずは香港で住居を借りなければなりませんね。
香港の不動産市場は日本と比べ物にならないくらい熾烈です。

どうやって納得できる物件を探せば良いのでしょうか?
私が実際に住んだ例を順を追って紹介します。

2006年頃・・・フラットタイプの部屋

フラットタイプというのは、例えば3LDKのひとつの広い物件があったとして、その内装を工事して独立した5部屋を作るというようなものです。もともとその部屋にあった入り口のドアは全員で鍵を共有して玄関としますが、各部屋のカギは皆それぞれ個別に持ちます。トイレとシャワーは各部屋の中に据え付けてあるので他の住人と共有する必要はありません。他の人と顔を合わせるのは玄関を通る時くらいですからプライバシーは守られています。

私が最初に住んだのはこういう部屋でした。まだ香港に来てすぐで貯金も無くて、給与をもらい始めたばかりであまり家賃にお金をかけたくなくてこういう部屋にしました。香港に来てすぐ知り合った香港人の女の子が探してくれ、知り合いの大家さんの物件だということで紹介してもらいました。ですので不動産屋は仲介していません。契約書は大家さんが作ってくれたものにサインしました。家賃の支払いは毎月大家さんが部屋に来たので直接手渡していました。水道費用も大家さんが計算したものを実費で支払っていました。

良かったのは、大家さんがとても日本が好きで、好意的だったことです。いつも日本語のドラマやライブのDVDを貸してくれました。私も香港に来たばかりで日本語が恋しかったので助かりました。

デメリットですが、やはりフラットタイプは横の部屋によっては生活環境が左右されます。隣の人が煙草を吸うと自分の部屋の方にも匂いが充満して困りました。隣の人は会えば挨拶を交わす程度のつきあいでしたが、まあまあ人の良さそうな感じだったので私も苦情を言いそびれていました。

家賃と広さですが、HKD2000+光熱費実費、広さは3畳程度でした。
バストイレですが、トイレと小さい洗面台、それに壁にシャワーがついていました。
シャワーをすると便器が水浸しになるので最初は嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、香港の家庭ではこういうタイプの設計はよく見られます。慣れたらシャワーの時にトイレ掃除もしていました。

2007年頃・・・間借り

ホンハムに古い映画館があるのですが、その映画館が一階に入っている上の大きなマンションに引っ越しました。大きいと言っても、豪華というわけではありません。古くて今にも崩れそうな建物でした。いちおうエレベーターがあるので、それまで住んでいた唐楼と呼ばれるエレベータ―無しの建物に比べたら。我ながら出世したと感じたものです。(今思えばちょっとかわいそうですね。)

ホンハムに引っ越そうと思ったのは転職したのがきっかけで、東鐡(East Rail)の沿線に会社があったのでホンハムなら通勤しやすそうだし、尖沙咀など市内にも出やすいと思ったからです。せっかく香港に住んでいるのに、会社も住まいも辺鄙な場所では味気ないと思いました。それは正解で、やはり仕事のあとで友達と会ったり、土日に外へ遊びに行くことを考えたら市内にアクセスは良いに越したことはありません。

その物件はホンハムの不動産で見つけました。香港には色々な不動産屋がありますが、大手の赤色の不動産屋や、黄色の不動産屋だけではなく、個人でやっている小さな不動産屋もたくさんあります。そういう所は地元未着型で、その不動産屋の近所の物件を紹介してくれます。
私もたまたま入ったそういう小さな不動産屋で、大家さんのことをよく分かっている不動産屋のおじさん(というかおじいさん)に紹介してもらいました。不動産屋というのも人柄が大事で、その人がうまく交渉してくれたので家賃も希望の相場で落ち着きました。

その部屋はもともと大家さん一家が3LDKで住んでいて、子供が一人独立して部屋が余ったので改築して一部を賃貸にしているというものでした。今まで住んでいたフラットタイプの部屋と同じ概念ですが、大家さん一家と玄関を共有するだけで、その中の1DKは私のスペースでした。大家さんの家の一部を間借りしているような感じでした。

大家さんはもうお婆ちゃんであまりうるさいことを言わなかったので助かりました。広東語があまり分からず潮州語を話していたので、言葉が意味わからなくて逆に良かったのかもしれません。

家賃と間取りですが、3800HKDと光熱費実費、間取りは1DKでした。

小さいながら独立した台所があり、ベッドルームもあって今までの部屋よりも数倍よく見えました。

2011年頃・・・ホテル風の内装がきれいな唐楼

転職をしたので、香港島に引っ越しました。この頃すでに家賃は高騰を続けていて、香港島というのもあって家賃が上がることも部屋が狭くなることも覚悟していました。それでも日本円に換算するとありえないほど小さな部屋に高い家賃を払っていました。

ワンチャイの辺りで物件を探していたのですが、インターネットで物件を見つけました。写真で見ると建物はかなり古いものの、内装は新しくホテル風と書いてあったので見てみることにしました。
またエレベーターの無い唐楼に逆戻りしたのですが、今度は5階(つまり日本でいる6階)でした。毎日ここを上り下りするのは大変だけれど良い運動になると思いました。それに、ドアを開ければ綺麗な内装で新しく感じたし、ベッド、テレビ、冷蔵庫、テーブルなど基本的な家具は全部ついていたのでそこに決めました。

良かった点はワンチャイの真ん中で便利だったこと、スーパーやマーケットが近かったことです。セントラルから歩いて帰ることも出来たので、ランカイフォンで飲んでから歩いて帰ったことも。

ただし管理しているのが個人ではなく会社だったので、その担当がころころと変わり、あまり親切な対応をしてもらえませんでした。家賃も交渉の余地なく上がるので2年ほど住んで引っ越しました。この頃どんどん家賃が上がっていて、家賃の高騰が身に染みた時期です。

家賃は5500→5800→6600HKDと右肩上がりで値上がりし、その度に交渉していましたが応じてもらえませんでした。一年目は、それでも引っ越すのが面倒で値上げを飲みましたが、二年目はもう少し広いところを安く借りたいと思い引っ越しました。

2013年頃・・・旺角のマンション

今度は旺角に移動しました。ここまでくれば、エレベーター付きのマンションを借りれます。近所の不動産屋で紹介してもらったのですが、ここの大家さんもとても良い人で、大家さんに惚れ込んでこの物件を借りたというのも理由のひとつです。間取りは1Kで、家賃は5800HKDでした。
今でもその大家さんとは交流がありますが、この部屋はもう売りに出したそうです。

ここで良かったのはアクセスの良さと、間取りの広さ、それに大家さんの対応です。
逆に残念だったのは窓からの景色で、今までの部屋もそれほどきれいな景色は見えなかったものの、ここは本当に窓から隣のマンションの壁しか見えず、全く日が差さない部屋でした。窓にステンドグラスのフィルムを張って何とかオシャレに彩りよくしようと試行錯誤していました。


これが私の実際の体験ですが、もっともっと良い部屋に住んでいる現地採用の人もいます。
給与の何割くらいまで家賃を出せるか考えておくと部屋を探しやすいと思います。
だいたいみんな給与の半分くらいのお部屋を借りています。


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